Leitzの中ではクセ玉だが・・・

おすすめ度
購入のしやすさ 3/10
高騰しているLeitzのレンズの中では、 Summar 50mm F2は比較的安価なレンズです。これはおそらく、状態が余りにも悪い個体が多いからなのではないでしょうか。比較的曇りの少ない Summarで、安価な個体を見つけるのは、なかなか困難です。
使いやすさ 8/10
- Sony Eマウント機では、沈胴してもセンサーに接触することはありません。余裕があります。
- 最短撮影距離1mは短くはありませんが、ヘリコイド付きマウントアダプターで十分対応可能です。
- 絞り制御環にクリックがありません。
- ノンコートですので、フレアは大量に発生します。
現代レンズと比較した描写の独自性 7/10
- 逆光耐性が低く、派手なフレアとゴーストが発生します。
- 中心部もカリカリに解像するわけではありませんが、周辺部は解像がさらに甘くなります。
- ぐるぐるぼけが発生します。
- 開放では、やや周辺減光があらわれます。
- アンダー部分は潰れがちです。
総合 6/10
Summar 50mm F2は「かなりのクセ玉」と評価されます。実際の描写は、逆光耐性が低く、ぐるぐるボケが発生し、解像力も高くありません。確かに非常によく写るLeitzのラインナップの中では、異色の存在だと思います。しかし、Summar 50mm F2が際だったクセ玉なのかという点では、疑問が残ります。
もっとも、このモデルのレンズの柔らかさや、持病の曇りやから、状態の悪い個体も多く、また再研磨や新規コーティングが施された個体が存在する事から、個体差が非常に激しい点も見逃せません。
50mmのレンズは選択肢が非常に多く、非常に多くの選択肢があります。Summar 50mm F2の描写はSummicron 50mm F2よりは魅力的に見えます。一方、Voigtländer ULTRON 50mm F2や Pancolar 50mm F2,Jupiter-3,Jupiter-8MやSonnar 50mm F1.5,Sonnar 50mm F2などと比較すると、甲乙が付けにくくなってしまいます。
このモデル

Summar 50mm F2は、ダブルガウスのレンズで、4群6枚のダブルガウス型レンズです。おそらく、コーティングや研磨は行われていない個体ですが、曇りは少なめの個体です。シリアル番号389,***は、Camera-Wikiから1937年の製造モデルの様です。
ノブの後に番号8番が記載されています。
撮影準備
レンズキャップ
レンズキャップが付いていなかったため、Silk系PLAで出力しました。

マウントアダプター
全群繰り出し式ですので、どのアダプターでも最短撮影距離を短縮可能です。
パターン1 L39-LM + LM-NEX(マイクロヘリコイド付き) :L39をLeica Mマウントに変換する方法
L39-LMは各種類ありますが、どれを用いても変化がありません。
パターン2 M39-M42 + M42-M42(10-15mm)+M42-NEX(プレート) :M42ヘリコイドアダプターを用いる方法
パターン3 L39-LM + TECHART LM-EA9

撮影(作例) 




逆光耐性が低く、派手なフレアとゴーストが発生します。



中心部もカリカリに解像するわけではありませんが、周辺部は解像がさらに甘くなります。



ぐるぐるぼけが発生します。

開放では、やや周辺減光があらわれます。

アンダー部分は潰れがちです。



ありがとうございました。









