KOWA GRAPHIC-KOWA 150mm F4.5

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隅々まで描写する、興和の力作

おすすめ度

購入のしやすさ 2/10

レアなレンズではありません。しかし、流通量が非常に少なく、高価です。

使いやすさ 3/10

 ヘリコイドがなく、ヘリコイド付きマウントアダプターによる合焦が必要です。絞り調節はクリック感の無い、5枚羽根絞りです。SONY Eマウント面から、約11cmの所に実測370gのレンズが鎮座するのは、かなり重さを感じます。コーティングは、恐らくモノコートだと思います。耐逆光性能は低くなっています。35mmセンサーで使用すると、ゴーストは出ませんが、フレアが発生します。ピントの山はつかみにくいレンズです。

現代レンズと比較した描写の独自性 6/10

逆光では、フレアに包まれ低コントラストになりますが、RAW現像してみるとかなり解像しています。開放では、被写界深度が非常に浅いですが、なめらかなボケと、柔らかい描写をします。光源は大きな玉ボケになります。絞り込んでもシャープになり過ぎません。

総合 3/10

ebay流通価格で購入し、35mmフォーマットで使用するのは、あまりおすすめしません。しかし、逆光以外では、柔らかいながらも破綻しない、美しい描写をします。

 

このモデルと個体について

興和グループが過去に販売した、この大判カメラ用のこのレンズについて、殆ど情報がありません。Camera-wikiでも、情報が見つかりませんでした。

今回たまたま、3群目が鏡筒内で外れた格安品を、ヤフーオークションにて、ebay価格の約10%以下で購入出来ました。これを戻す過程で、分解したところ、4群6枚の Orthometar型です。2群目は1群目によって、3群目は4群目によって押さえ込まれている構造でした。さらに調べると、LENS-CLUB.RUに構成図が掲載されていましたので、トレースさせていただきました。

撮影準備

ヘリコイド付きマウントアダプター

M42(プラクチカ)マウントに合わせています。

パーツ1

パーツ2

パーツ3(ストッパー)

パーツ4

フード&キャップ

フード

フロントレンズキャップ

リアレンズキャップ

 

M42ヘリコイドアダプターを装着しておきます。

内面処理

3Dプリンター出力品の内面は、アクリル塗料(ターナー色彩 アクリルガッシュ 暗黒ブラックの塗布を行いました。

この塗布には、筆を用いるよりもキムワイプか、ケイドライが向いていると思います。

 

 

撮影(作例)

開放では、ボケが幻想的です。

絞り込むとシャープですが、シャープ過ぎないオールドレンズ然とした描写です。

フレアが発生します。耐逆光性能は高くありません。

 

ありがとうございました。

 

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