AGFA COLOR-SOLINAR 50mm F2.8 (AMBI SILETTE)

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AMBI SILETTEマウントアダプター

おすすめ度

購入のしやすさ 7/10

AGFA AMBI SILETTE 用レンズは、最近流通量が減りましたが、130mmF4以外は、比較的安価に流通しています。その中でも、50mm F2.8は最も多く流通し、価格も安価傾向です。

使いやすさ 6/10

マウントアダプターが必要になります。これは、大手ブランドが大量に供給はしていません。

AMBI SILETTE用交換レンズは、どれも外観デザインが優れていますが、その分、操作系の使いやすさが犠牲になっています。ローレット幅が極狭のため、絞り制御環、ヘリコイドリング、共に使い勝手は悪いレンズです。

最短撮影距離1mは決して使いやすくはないですが、レンジファインダーカメラである事を考えると、妥当なのかも知れません。

軽量小型なのは評価出来ます。

現代レンズと比較した描写の独自性 5/10

耐逆光性能は高くありませんが、低すぎる事もありません。時代的には許容範囲です。

典型Tessar型ゆえの、シャープ過ぎずやや線が太めな、描写です。よく写ります。

ハイコントラストで、暖色系のしっかりした色が出てきます。この色が、オールドレンズらしさをひきたてます。

総合 5/10

外観は、1950年代後半~1960年代のロマンを感じる大変素晴らしいデザインです。描写も、ハイコントラストで、暖色系かつ色のりの良い描写は、AGFAらしさがにじみ出ていると思います。もっとも、このマウントアダプターを作製して(あるいは購入して)使用することを、おすすめ出来るかというと、そうは思いません。

このモデル

Camrra-wikiによると、COLOR-SOLINAR 50mm F2.8は、1957年から販売されたレンジファインダーカメラAGFA Ambi Siletteに、標準搭載されたレンズです。構成は、3群4枚のTessar型になります。

AGFA Ambi Siletteには、以下の交換レンズが用意されていました。

  • COLOR-AMBION 35mm F4
  • COLOR-SOLINAR 50mm F2.8
  • COLOR-TELINEAR 90mm F4
  • COLOR-TELINEAR 130mm F4

これらは、独自のバヨネットマウントでカメラに固定されます。

撮影準備

販売されているマウントアダプター

ebayでRareAdapters.comさんが、AGFA Ambi Siletteマウントアダプターを販売しています。

自作(3Dプリンター)マウントアダプター(Ambi-L39)

Parts1

Parts2

Parts1とParts2で挟み込み、ロックします。(溝があり力を加えないと外れませんので、接着は不要です。)

Parts3

レンズとParts1+Pats2をParts3にねじ込みます。

内面処理

Parts3出力品の内面は、アクリル塗料(ターナー色彩 アクリルガッシュ 暗黒ブラックの塗布を行いました。

この塗布には、筆を用いるよりもキムワイプか、ケイドライが向いていると思います。

ヘリコイド付きマウントアダプター

パターン1 L39-LM + LM-NEX(マイクロヘリコイド付き) :L39をLeica Mマウントに変換する方法

L39-LMは各種類ありますが、どれを用いても変化がありません。

 

パターン2 M39-M42 + M42-M42(10-15mm)M42-NEX(プレート) :M42ヘリコイドアダプターを用いる方法

パターン3 L39-LM + TECHART LM-EA9 :AF化する

パターン4 L39-NEX

撮影(作例)

耐逆光性能は高くありませんが、低すぎる事もありません。時代的には許容範囲です。

典型Tessar型ゆえの、シャープ過ぎずやや線が太めな、描写です。よく写ります。

ハイコントラストで、暖色系のしっかりした色が出てきます。この色が、オールドレンズらしさをひきたてます。

ありがとうございました。

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